制度を利用する手続きの手順

成年後見制度を利用するための手続きの手順は、次の6つの段階で進んでいきます。1つ目は「家庭裁判所への申し立て」です。2つ目は「家庭裁判所の調査官による事実の調査」です。申し立てに従って申立人と被後見人となる本人、成年後見人(保佐人、補助人)候補者が家庭裁判所に呼ばれ、事情を聞かれることになります。3つ目は本人の精神鑑定です。精神鑑定の費用は5〜10万円と言われていますが、実際に精神鑑定が行われることはめったになく、申し立て全体から見ると約10%程度に過ぎないとも言われます。4つ目は「審判」です。成年後見人(保佐人、補助人)には申し立て書に記載された候補者が選任されることが多いですが、時には家庭裁判所の判断により弁護士や司法書士などが選任されることもありえます。5つ目は「審判の告知と通知」です。家庭裁判所は審判の結果として審判書謄本を発行します。最後に「法定後見」が開始されます。この事実は東京法務局に登記されます。なお、申し立てをしてから審判までにかかる期間は申し立て全体の約80%で2ヶ月以内とされています。個々の事案によるところもありますが、最終的な審判に至るまでの期間は制度の開始当初と比べると大幅に短縮しました。

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